無線ルーター
ルーターはパソコンやスマホをインターネットにつなぐための機械。
間にONUと呼ばれる機械が挟まれますが、ここでは気にしないできます。
Wi-Fiルーター
ルーターの区分
ルーターは転送速度で区分されています。
どこを見ればわかるのかといいますと「IEEE 802.11」の後に書かれているアルファベットで判断します。速度を表すアルファベットは次のように表されます。
また、IEEE802.11nはWi-Fi4、IEEE802.11acはWi-Fi5、IEEE802.11axはWi-Fi6と呼ばれます。
最新版や速度が速いルーターが欲しい人はWi-Fi6対応のルーターがおすすめです。これは2020年から使用され始めているので、最新版もこちらになります。
ただし、ルーターはWi-Fi6に対応していても、接続するスマホやPCが対応していなかったら意味がないので気を付けてください。
周波数帯
今現在主流なのは2.4GHz帯と5GHz帯の周波数を使用しています。
2.4GHz帯は障害物があっても遠くまで電波が届きやすいのですが、多くの場所で使用されているため電波の障害を受けやすいです。電子レンジやBluetoothもこの2.4GHz帯の周波数を使っています。
5GHz帯は電波の障害を受けにくく、速度が速いのですが、障害物や壁には遮られやすいです。
セキュリティ
強さによって主に3種類に分けられます。
その3種類は「AES方式」「TKIP方式」「WEP方式」です。
AES方式は通信中でも自動的に暗号化キーを変更し続けます。3種類の中で最もセキュリティが強く、WPA3, WPA2, WPAが対応していることがあります。
TKIP方式とは一定時間ごとに自動的に暗号化キーを変更することができます。こちらが2番目に強力な暗号化方式でWPA2, WPAが対応していることがある。
WEP方式は他の2つとは違って、暗号化キーは変更されません。WEPが対応しています。
認証方式の強さ順は次のようになっています。数字が大きければ大きいほどより強力な暗号化方式であるといえますね。
基本的に一番強い認証方式が設定されていますが、ルーターの設定ページに飛べば変更することができます。また、暗号化せずにパスワードを設定しない、オープンWIFIにすることもできます。
間取りと接続台数
ルーターの紹介ページにはたいてい利用人数や推奨最大距離が書かれていますので、確認しましょう。無線とはいえ接続できる台数が決まっている場合があります。
サテライトは中継器のような役割をしますが、速度が低下しないのが特徴です。2,3階建ての家に住んでいる人はサテライトを使用すれば、電波が届きます。これをメッシュと呼びます。
メッシュには2種類あり、それがデュアルバンドとトライバンドです。デュアルバンドは基本的に2.4GHzの周波数帯で良い人におすすめです。トライバンド対応のメッシュであれば5GHzの周波数帯を使用できます。
その他の便利機能
・ビームフォーミング
ルーターは電波を360°に飛ばしますが、特定の機器に向けて飛ばすのがビームフォーミングという機能です。設置場所から少し離れた場所でパソコンやスマホを使用する場合はぜひ欲しい機能です。
・引継ぎ機能
SSIDやパスワードを以前のルーターから引き継ぐ機能が踏査したルーターがあります。
設定がめんどくさい人にはありがたい機能です。
・MU-MIMO
複数の端末を接続したときに速度の低下を防ぐ機能です。
この機能がないと、複数人が同じルーターを使用した時には電波を交互に送信します。Aさんにデータを少し届けて、すぐにBさんに電波を届ける。そしてまた、Aさんに届けて・・・を繰り返すので、途切れることはありませんが、速度が遅くなるのです。
覚えておいて欲しいこと
・IPv6
ネットの世界ではIPv4でインターネットを使用している人が多いのですが、それではIPアドレス(端末1つに振られる住所のようなもの)が足りなくなっています。
そこで出てきたのがIPv6です。
IPv6の中でもIPoEと呼ばれる接続方法でつなげば通信が早くなります。
PPPoEと呼ばれる接続方法はIPv4と同じ速度ですので気を付けてください。
ルーターによって対応しているかどうかは商品ページに書かれているはずです。
最後にメーカーを少し紹介して終わります。
メーカー
・Buffalo(バッファロー)
比較的安価なルーターが多いので使っている人が多いと思います。
暗号化キーを入力せずにスタートできるAOSSと呼ばれるボタンがあるのでセッティングが楽です。
・NEC
パソコンなどで有名なメーカーです。ルーターも売っています。
TP-Link
中国のメーカーでコスパが良いことをで知られています。
TP-Linkのルーターの形は特徴的なものが多いです。
まとめ
今回はルーターについて説明しました。
現代社会では必須のものですのでしっかりと自分に合ったものを購入しましょう。