天気
ここでは天気の話をします。
晴れや雨など、みなさん知っている天気はたくさんありますが、詳しく知らない方は多いと思います。
ということで簡単に説明していきます。
天気の種類
気象庁は天気の種類を15種類に分類していますが、国際的に見れば96種類あります。
その15種類とは
「快晴、晴れ、曇り、雨、雪、雷」
と
「霧、霧雨、あられ、みぞれ、ひょう」
ここまでは名前くらいは聞いたことがあるでしょう。
残りは
「薄曇り、煙霧(えんむ)、砂塵嵐、地吹雪」
の4つです。
聞いたことあるようなないような、よくわからないものが入っていますね。それぞれの違いを区別していきます。
晴れと快晴・曇りと薄曇り
晴れと快晴は雲量で区別されます。
空に広がっている雲量を目視で判断して、雲量が1割以下のときを快晴、8割以下のときを晴れといいます。
雨が降っておらず、8割よりも多いときは曇りです。
曇りと薄曇りは上層の雲か中・下層の雲が出ているかで判断しています。
雲にも種類があります。
全部で10種類あって、高さによって、上層・中層・下層の3種類に分けられます。
上層 | 巻雲 | 巻積雲 | 巻層雲 | |
中層 | 高積雲 | 高層雲 | 乱層雲 | |
下層 | 積雲 | 積乱雲 | 層雲 | 積層雲 |
上層はすべて「巻」という漢字が付きますね。
これらが出ているときは曇りとなります。
一方、下層の積乱雲(入道雲やかみなり雲ともいわれます)や中層の高層雲が出ていた時は薄曇りと判断されます。
でも天気予報では区別されないことが多いですよね。
霧・霧雨・雨
雨にも定義があります。
水滴の直径が0.5mm以上でしたら雨と判断されます。
では、0.5mm以下は何なのかといいますと、これを霧雨と呼びます。
さらに霧雨はゆっくり落ちてくるので目視で確認することが可能です。
霧雨と霧の違いは空中に浮遊しているか落下するかの違いで判断することができ、落下するものを霧雨、空中にとどまっているものを霧と呼びます。
あられ・みぞれ・ひょう
まず、みぞれは雨に雪が混ざった降水や溶けかかって降る雪のことを言います。
そしてあられは雲から落下する直径が5mm以下の氷の粒のことです。
ひょうはあられよりも大きく、直径5mm以上の氷の粒、または塊のことを指します。
みぞれは漢字で「霙」(雨かんむりに英語の英)、あられは「霰」(雨かんむりに散)、ひょうは「雹」(雨かんむりに包む)と書きます。
みぞれは雪と雨が混ざったものですが、あられとひょうは粒なので固体になります。ちなみにあられとひょうは上記の通り大きさが違うだけで他は同じです。
煙霧
えんむと読みます。
煙霧の定義は乾いた肉眼では見えない微粒子が原因で視程が10kmになっているときのことを指します。
視程とは、していと読み、昼間に空を背景にして、黒んだ目標を観測できる距離のことを言います。
つまり、砂や火山灰など微粒子が原因で、10㎞先の建物やビルが見えないときの天気を煙霧と呼ぶんですね。
私は聞いたことがありませんが一般的に使われているのでしょうか...?
砂塵嵐
さじんあらしと読みます。
漢字から推測できる通り砂やチリが強風により上空を舞っている天気のことを指します。
砂嵐とも呼ばれます。
日本ではあまりなじみのない言葉ですが、砂漠が多い乾燥地帯、たとえばサハラ砂漠がある北アフリカではよくある天気です。
煙霧は10km先が見えない天気でしたが、砂塵嵐は1km先が見えなくなる時もある天気です。
地吹雪
じふぶきと読みます。
地吹雪は降り積もった雪が風により、上空に上げられる現象のことです。
視界が悪くなるので事故が起こりやすくなります。
では、地吹雪と吹雪の違いは何でしょうか?
吹雪は地吹雪+雪が降るときの天気です。
つまり空から雪が降ってくるし、その積もった雪が風によってまた空に舞い上がる現象のことです。
まとめ
今回は天気について記事にしてみました。
意外と面白い定義がありましたね。
是非覚えておきましょう!